京都府もGWは観光客の方々でいっぱいの様子。旅行を楽しむ方が多くなってきましたね。市バスや電車が混むので、通勤通学の皆さんは大変なようです。しかし街に賑わいが戻ってきたのは少しずつ元の日常に戻りつつあるということかと思います。さて、このゴールデンウィークは今年のイルミネーションのデザイン依頼がきたり、ヘルパーステーションのロゴ依頼をいただいたりで、お仕事の方も動きが出てきた感じです。デザインは自分の場合、ラフ案レベルは紙とペンで考えをまとめていくことが多いので、アナログな気もしますが、パソコンを開いていない時にはずっと色々頭の中でアンテナをはり、考えたりして結構全然違うことをしている時に思いついたりします。その時にメモっておいて、データで作る段階でパソコンで作業をします。いきなりパソコンで進める場合もありますが、考え込む場合はいったん違うことしたりして寝かせてから詰めていくと割と自分の中でいい案がまとまってきます。今のデザイナーなら、iPad等のタブレットで最初からデータ化して効率よく進めているかと思いますが、元がアナログ人間なのか、紙とペンがしっくりきます。
｜「心に残る空間」をデザイン
今までデザインする際には常に心がけていたことがあります。自分が手掛けたイルミネーションや空間装飾、グラフィックも含めてデザインしたものに、訪れる方々の心の中に一瞬でも良い思い出になるようなお手伝いをしたいなぁと思ってきました。特にイルミネーションは冬、クリスマスシーズンに多く設置されてきました。冬のあの寒い空気の中では光がまた一段と映えます。寒い中、大切な人たちとイルミネーションを楽しむ、写真を撮ったり、今だと動画を撮影したりと様々な楽しみ方をして過ごしたことを、数年経った時に振り返って「あの時のイルミネーション、綺麗かたったなぁ、楽しかったなぁ。」と思ってもらえるような、楽しんでもらえればデザインする側としても嬉しく思います。
今デザインしているイルミネーションも今年の冬に設置されるので、その街の皆さんや施設の方々に楽しんでもらえるようなプランにしていきたいと思いながら、このゴールデンウィークを過ごしています。近年はイルミネーションも通年や夏季などオールシーズン、様々な企画があり、各地が観光スポットとしてイルミネーションを設置することも増えてきましたので、また今後も様々な企画に携われると嬉しいです。
今回はイルミネーションデザインについて少し書いてみました。
この度は、当記事をお読みいただきまして、ありがとうございました。
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千葉友也(CHIBA TOMOYA)
イルミネーションデザイナー
京都芸術デザイン専門学校スペースデザインコース卒業。第一期生としてスペースデザインを専攻し、建築やインテリア、空間デザインについて学び、在学中にデザインチーム「OOPS」を結成。京町家 繭(まゆ)内の学校外施設の設計デザインを手掛ける。(現在は閉店)
近年では、京都を拠点に全国各地の商業施設で企画されるイルミネーションのデザインに携わり、光の演出やモチーフ、様々なマテリアルを用いるデザインや、企業などのロゴマーク、イラスト制作などのグラフィックデザインも行う。
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