イルミネーションデザイナーの想い|千葉友也

京都を拠点にイルミネーションをデザインするデザイナーのブログ。

原点「サグラダ・ファミリア」

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僕の原点。

 

写真は、スペイン・バルセロナにあるアントニ・ガウディ建築の「サグラダ・ファミリア」です。

 

僕の設計、デザインを志そうと思った、一番最初の原点。

 

小学生の頃、図工の時間で、このサグラダ・ファミリア教会の写真で絵を描くという授業がありました。その写真を初めて見た瞬間、直感的に僕はすごい衝撃を受けて、「コレって何ていう名前?」「コレって、どこにあるの?」とか先生にすぐ質問して、「これは、スペインにあるんだよー、サグラダ・ファミリアっていうんだよー。」って教えてもらって初めてこの建築を知りました。

 

そして、こんなすごい建築をいつか自分も設計したい、と思ったのです。

 

でも、まだ小学生で何もわからない僕は、ただ単なる憧れ、だけなままで、建築目指すなら、理系に進まなければいけないのに、高校も普通科で進み、高3の時に初めて進路相談で理系の勉強しなくてはいけないことを知ったのです。。。(なんて、間抜けなのでしょうかw)

 

担任の先生からは、「オマエは、文系の大学ならどこでも入れるから受験してくれ。」ってすごい言われてたんですが、僕は建築設計しか勉強したくないので、あっさり却下。

何回も考え直してくれって、担任の先生に言われたけど、自分のやりたいことがあるのに、人に決められた道を進みたくないという思いもあり、その度に断っていました。

 

そして、本当に理系の勉強を独学でし始めたのですが、もう時既に遅し。。。膨大な量を受験まで1年を切った時から詰め込むのは僕には無理でした。。。

でも、建築設計をなんとかやりたいという一心で、色々と進路を調べていき、たまたま、当時、その後、僕の母校になる専門学校のパンフレット、新聞記事を見て、スペースデザインコースという空間デザインのコースが新設されるというのにも魅力を感じ、学校を決めました。

 

(その前に、美術大学を、デッサンの勉強もしないで、ぶっつけ本番でお受験したのはナイショですw)

 

そして、そこから自分のやりたいことを勉強していく。。。って、感じです。

今も、建築には憧れはありますし、当時は建築写真をただ見てただけっていうだけでしたが、最近ようやく、その建築の良さや何を言わんとしているのか等を捉えられるようになりました。まだまだですけど。

 

そして、前ブログ記事にも書いたように、イルミネーションに出会い、イルミネーションがどんどん好きになって、今もやっているっていう訳です。

 

そして、何でサグラダ・ファミリアの話をしたかというと、ずっと一緒に今の会社でデザインをやってきた、現デザイン室長から、今日、海外出張のお土産をもらって思い出したことがあるんです。

以前から、僕は彼に、「サグラダ・ファミリアが好きで、ガウディが好きで、いつか自分の目で見て、自分の心の中に焼き付けたい。」って、言ったことがあります。

その時に、たまたま彼が海外出張でスペインに行くことになり、お土産にサグラダ・ファミリアのフィギアを買ってきてくれたのです。すごく嬉しくて、今も大切に自分の家で飾っています。

 

まだ、僕はスペインへは行ったことはありませんが、僕の原点、「サグラダ・ファミリア」を生きてる間に、一度でいいから、自分の目で見てみたいなぁと思っています。

 

原点は、建築ですが、イルミネーションのデザインは、僕ももう10年以上しています。まだまだ、な気持ちもありますけど、後発の方々よりは(ディスプレイ装飾屋出発の方ではなく、単にイルミネーションのデザイナーからスタートした方)、多分、負けてないと思ってます。負けるつもりもないです。。。って、何なの?この自信家がっ!?って、感じですけど。

特に大きな物件をしている訳ではないですが、これが経験っていうのね?っていうのを最近ようやく実感することがあります。

 

。。。年とったなぁー(笑)

 

デザイン室長、お土産ありがとう☆

(ちゃんと、直接言いましたよw)