イルミネーションデザイナーの想い|千葉友也

京都を拠点にイルミネーションをデザインするデザイナーのブログ。

イルミネーションデザインの思い出

某夢の世界といわれるリゾート施設近くのホテルイルミネーションのお話。

 

そういえば、とあるホテルに、イルミネーションデザイナーになりたての頃、デザイン依頼の話があり、提案したことがあります。もう、10年ほど前でしょうか。担当営業と一緒に行き、ヒアリング。予算を聞いて、さて京都に帰ろうかと思ってる道中に、担当営業から、まさかの「京都で施工も見積りもお願いします。僕わからないんで。」っていう発言が。。。

 

確かに、まだイルミネーション部材を取扱うようになって、間もない時期ではありましたが、見積りも、施工も。。。って、あなたナニするの??これ決まったら、売上げはあなたのものになるんでしょう?がんばれよ??って、まさに「Why??」って感じで京都の会社に戻ったのを覚えています。

 

そして、デザインプランを仕上げ、日本の首都の物件なので、わざわざ日本の首都の施工業者に見積り依頼をかけ、めちゃくちゃふっかけられた概算見積りがあがってきました。こんなの、お断り的な意味の見積り??って思いながら、京都で現場対応できる営業と、何度も打ち合わせしながら、なんとか予算より少しオーバーしたくらいまでにまとめました。

 

で、できあがった見積り金額を電話で担当営業に連絡し、

僕「ちょっと、◯◯◯万から、ちょっと予算オーバーしたんですけど、いくらぐらいなら、金額調整できますか?」

担当営業「そうですね〜、1万円くらいで。」

 

ナニ???予算◯◯◯万円の物件の話で、金額調整が1万円!!!???

ちょっと、言葉を失いました。。。w

 

プレゼンは、ホテルの超お偉い様にすることになったのですが、

一通り、僕がデザイン内容を説明し、じゃあ、金額的なものは営業が。。。

って、ナニか言うのかな?って思ったら何も言わずダンマリ。。。

 

そうすると、ホテルの超お偉いさんが激怒。

 

デザインの善し悪しは、好みもあるし、とりあえずコンセプトなりは僕がたどたどしさはありましたが喋ってたんですが、いざ深いお話(今回は、お金。)になってくると、担当営業は自分で見積りをしていないのもあり、説明もできず。。。

 

そりゃ、大金を出す方からしたら、何のお金でこういう金額になるのか等

聞きたいですよね。怒りますよねー。

なので、このお話は穫れずに終わりました。。当たり前です。

 

で、こそっとその年の冬に一人でそのホテルのイルミネーションを見に行ったのですが、前年と全く同じという。。。

多分、◯◯◯万円という提示された予算も、本当は無かったのかも?しれないなぁと思いました。

 

そして、その後、その担当営業の名前、姿は見たことありません。。。w

 

まあ、勉強になりました。ある程度の見積りもそれで経験できたし、大きなホテルのプレゼンもそれで経験できたし。それなりに今は、当時とは違うデザインで仕上げれるのかなーとも思ってはいます。

 

 

イルミネーションのデザインのお話がありましたら、

下記サイトからお問い合わせしていただき、「デザイナー:千葉」をご指名していただければ、僕が担当させていただきます。というか、イルミネーションのデザイナーは僕しかいませんがw

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